世界遺産の白川郷でおこなわれる奇祭 どぶろく祭り

山々が紅葉に染まり、実りの収穫が終わるころ、白川郷では、豊作の秋の喜び、家内安全と山里の平和の祈りを込めて、天下の奇祭と言われる「どぶろく祭り」が盛大に繰り広げられます。

 
どぶろく祭は14、15日が白川八幡神社(荻町)、16、17日が鳩谷八幡神社(鳩谷)、18、19日が飯島八幡神社(飯島)で営まれます。

 

早朝、神社境内で祭典神事が行われた後、五色旗を連ねた「御神幸」の行列が笛や太鼓の音を響かせながら、地区内を練り歩くそうです。

 

そして、御神幸が終わる午後3時過ぎ、神社境内において、獅子舞の奉納の後、この年に仕込まれた「どぶろく」が奉納され、参拝者や遠来の客の一人ひとりに振舞われ、村人と一緒に盃がかわされます。

 

かつて白川郷は、平家の落人のかくれやと言われ、古くから外との交渉の少ない土地柄であったため、村人の心をいやすものは 酒以外にはなく、粟・稗の雑穀類で地酒をつくっていました。これが白川郷のどぶろくの由来だそうです。

 

また、舞台では郷土芸能(民謡など)が披露され、夜更けまで賑わいます。

 

どぶろくは祭礼用として独特に許可されたもので、境内からの持ち出しはできないそうです。
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